チョンブリ県とペチャブリ県を結ぶタイ湾の橋計画について
タイ湾の東と西を橋で結ぶ計画（สะพานเศรษฐกิจอ่าวไทยเชื่อมเพชรบุรี-ชลบุรี）があるようだ。総工費用は9900億バーツだから、日本円で3兆円・・・
2032年の開通に向けて環境、およびビジネスモデルが検証され2023、2024年には入札。2025年から工事を開始し7年で完成予定とのこと。
これによってEEC(東部経済回廊)と、SEC(南部特別経済回廊)をガッチリ結んでタイの地方の経済発展を狙っているのだろうが、タイの国家予算規模（2020年は3.2兆バーツ）を考えると途方もないプロジェクトに違いない。
具体的にはチョンブリ県レムチャバンとペチャブリ県、約100キロの距離を結ぶのだが、船舶の航行も考慮し一部は地下トンネルとなるようだ。平均水深が45メートル、一番深いところで85メートルだからできる計画なのだろうが、ホントにやるの。。。
ちなみに、バンコク経由でチョンブリ～ペチャブリにかかる移動時間が、2～3時間短縮される計算に。
ついでに、もう一つ。この計画と同時に、アンダマン海側のラノンとタイ湾側のチュンポンの陸上ルートを大きく改善する『ランドブリッジ』計画もある。
ラノンとチュンポンの港湾の整備し、その2点を複線鉄道、および高速道路で結ぶというもの。こちらの計画は〃橋〃に比べると、かわいらしく1674億バーツ、約6000億円～
凄い額のプロジェクトだけど、費用対効果はどうなんだろう？ そんなことよりも、誰かが、たっぷり私腹を肥やすために無理やりぶち上げたプロジェクトなんじゃない？ と勘ぐってしまうのは私が下衆だからだろう。
