トレーニーの糖質制限とパワー、筋量の関係
炭水化物は身体にとって非常に大切なエネルギー源であり、炭水化物を制限してトレーニングを続けると、目に見えて限界挙上重量が下がってくる。筋肉の異化ストップに大切なインシュリンの分泌量も減るため、筋肥大も、筋量の維持もできないこともパワーが落ちる原因の一つだ。
つまり、極端な糖質制限は『痩せる。脂肪も落ちるが、筋肉も落ちる』という結果となる。だから、シックスパックスが欲しいトレーニーは、糖質制限を行うなら、どのような結果となるか承知してから行うべきだ。
糖質制限については、この分野で著名な江部医師が下記のサイトで説明しており、非常に詳しく、専門的で勉強になる。体脂肪を落とすには有効な手段だと分かる。
ドクター江部の糖尿病徒然日記
→人体のエネルギーと糖質制限について
→糖質制限とケトン体、体臭について
特に『心筋・骨格筋など多くの体細胞は日常生活では脂肪酸→ケトン体が主エネルギー源であり、人体を自動車に例えるならガソリンの代わりは脂質である。』『ブドウ糖→グリコーゲンエネルギーシステムの本質は、「筋肉が収縮したときのエネルギー源=緊急時のターボエンジン」 「血糖値が上昇しインスリンが追加分泌された時、筋肉・脂肪細胞のエネルギー源」』『糖質制限食実践中は脂肪酸-ケトン体が主たるエネルギー源として、しっかり利用しているので、エネルギー不足には決してなりません。人類400万年の歴史の内、399万年間は、糖質制限食だったことをお忘れなく。』は、そうだったのかと知らされる。
ただ、我々が、江部医師の理論・ブログなど含め、サイト上にあふれる理論を理解、統合し、実践しようとなると、『トレーニングが難しくなる、複雑になる』ので、参考にするのはほどほどがいいかもしれない。