1000バーツプレゼントの政府事業が混乱中
チムチョップチャイ(ชิมช้อปใช้)という政府が登録先着100万人に1000バーツ分のオンラインバウチャーを支給する事業が始まっている。
これは、国内消費を刺激する政策で、申請者が自身の本籍と異なる地域で1000バーツ分使うことができ、旅行や食事、買い物をすることができるバウチャー。1000バーツとは結構太っ腹なのだが、問題続出でいろいろ話題になっている。
まず、やっぱりだが、ウェブ上での登録が困難とのこと。何回申込を行っても、現在ビージーな状態で受付できませんという表示が何度も出るようだ。
疲労困憊の果てに、ようやく登録が終わり、1000バーツ分のバウチャーをスマフォにダウンロードする際に、携帯カメラを使っての顔認識というハードルがあるのだが、顔認識されない人が続出。これは3回失敗すると、また最初から登録のやり直しという罰が待っている。
ちなみに、不評の顔認識以外に、グルンタイ銀行での本人が出向いてのマニュアル申請も可能。
で、1000バーツのバウチャーが無事振り込まれて、さあ使おう! となったら、加盟店側の端末でエラーが出て『使えません』という悲劇も発生。
テスコロータスというスーパーマーケットも、このキャンペーンに参加しているのだが、読み取り端末がエラー。1000バーツバウチャーを持参して意気込んで買い物した客多数が、レジの前で失望して、商品を入れたショッピングカートを怒りの放棄! で上記のような写真の具合に。。。。
それにしても、この1000バーツをあてにしていた買い物客がこれほどいたのも驚きだが・・・ まあ、1000バーツは大金だしね。
タイ政府は実施以前に、しっかりとシステムが作動するかどうか何度も検証しなかったのか? と聞きたいのだが、まあ、賄賂なんかの絡みもあるかもしれないのでウヤムヤでフェードアウトするんだろうな~