2018年タイ国内の自殺者数が約4000人であったことについて
2018年、日本の自殺者数は2万598人。じゃあタイは？ 細かな数字ではないが4000人とタイ保健省から発表されている。
興味深いのは、自殺を試みた人の数まで発表されており、その数は5万3000人。1時間に約6人ほどが自殺を試みた計算になるのだが、自殺者数4,000人から考えると、失敗している人が4万9000人いるということ。失礼な言い方かもしれないが、凄く失敗率が高いような気がする。
以下、タイ国内の数字になるが、自殺された方の男女比が4：1。男性では35～36歳、女性50～54歳の層で目立って多い。自殺の原因は、貧困、人間関係から由来するものが多く、家庭内暴力、うつ病発症などに繋がり、結果、自殺を選んでしまうようだ。
ちなみに日本の人口が1億2680万人。タイが6904万人。日本の人口はタイの約2倍だが、自殺者数は約5倍。平均でならすと日本の方がタイに比べ自殺者数が約2.5倍多いことになる。
レポートではタイ政府は貧困対策、弱者保護など社会福祉をもっと手厚くしないと、自殺者は減らないとあるが、タイに比べて何倍も手厚い日本の方が自殺者数が多いのだから、その見解だけでは正しくないような気がする。
