バンコク、ワークアウト備忘録

筋トレ、食事、サプリ、怪我、GYM、ゴルフなど備忘録

2019年9月時点でバンサイ王立民芸センターは改装中のようです

f:id:workoutbkk:20190916141533j:plain

野鳥園の入り口で

 久しぶりにバンサイ王立民芸センターに行って来た。以前に訪れたのは5年前。今回の主な目的は『水族館』と『野鳥園』の見学。

  『野鳥園』は大人20バーツ。子供が10バーツ。朝9時から営業。かなり小規模で、清掃がイマイチで残念なんだけど、こんな小さな野鳥園にもかかわらず、サイチョウ(犀鳥)の仲間、オオサイチョウが数匹飼育されており、ナマで見学できる。

f:id:workoutbkk:20190916141602j:plain

檻の中にオオサイチョウさん

 サイチョウと呼ばれる理由は、その特徴的な嘴(?)のような部分のカタチ。コレ、鶏で言う鶏冠(トサカ)の部分が角質化しサイの角のように見えることからそう呼ばれているようで、タイ語でサイチョウはนกเงือก(ノック・ングアック)。

 ここに展示されているのオオサイチョウはタイ語でนกกก(ノック・ゴック)、นกกาฮัง(ノック・ガーハン)。タイの豊かな森林を代表する野鳥なので、是非、タイ語名も覚えておきましょう。

 それから、精悍なシロガシラトビ(นกเหยี่ยวแดง)、カタグロトビ(นกเหยี่ยวขาว)もたくさん飼育されています。

 続いて、淡水魚を展示する『水族館』。

f:id:workoutbkk:20190916141634j:plain

立派な外観

 私は若干水族館マニアなので(魚の名前は詳しくないけど)、タイの地方の淡水水族館を幾つか見てきたが、ここの水族館で展示されいてる魚は、特に珍しいものはなく、普通の川で泳いでいる魚を、ガラス窓の向うに泳がせているという程度。大水槽の規模はそこそこ大きいけど、興奮度数はイマイチ。

f:id:workoutbkk:20190916141657j:plain

暗いのは普通だが暑い

 名前に〃シャム〃を冠す、非常に貴重な古代魚、シャムタイガー(ダトニオ)の写真と説明もあったので、『本物がいるの?!』とざわめいたが、発見できず。

 ちなみに、シャムタイガー(ปลาเสือตอ)は、今ではタイでは獲れず、カンボジア産だったりインドネシア産だったりがかなり高額で流通している模様。黒い帯のカタチや数が本家のシャムタイガーと異なるようで、もし天然のシャムタイガーを捕まえたら、それこそ何十万バーツの価値になるハズ。

 ただ、本物だったら捕獲なり流通なりがタイ政府によって禁止されていると思う。兎に角、マニア垂涎の知る人ぞ知る熱帯淡水魚。

 で、話戻してバンサイ王立民芸センター。なんだか、全然、ひと気がない。

 5年前に来た時は、さまざまな民芸品が展示販売されており、大ホールではイベントもやっていて、非常に楽しかったという記憶があるのだが、どうやら2019年9月時点では、全体を改装中のようで、と言っても、改装している様子もないんだけど、ほぼすべてがクローズ状態。広大な敷地に立派な建物がもったいない・・・

 改装中とアナウンスしているのなら、ちゃんと改装してきちんと営業を再開して欲しい。

 折角、来たので敷地内外を自動車でウロウロしていると、民芸センターの裏手に灯りのついた3階建ての校舎のような建物を発見。「16」と大きく掲示されているので16番ビルということだろう。

 このビルの中で、以前の名残と言うのか、ヒヤシンスを乾燥させて作るバッグだったり、粘土細工だったりといくつかの民芸品が作り続けられていた。タイ様式の絵画を仕上げている作業所もあり、緻密で見事な絵が完成する様を見学することができる。

f:id:workoutbkk:20190916141728j:plain

驚くほど上手に描く

 絵を描いている人に話を聞いたところ、「興味ある人は誰でも無料でここで勉強できる」とのこと。各職人さんの技術も高いし、タイの民芸品=文化の凄さが体験できる、このバンサイ王立民芸センターのコンセプトは、このタイにあって本当に素晴らしいと感じる。

 だから、この灯を絶やさぬよう、今後100年も200年も続いてほしいと思うばかり。