バンコク、ワークアウト備忘録

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バンコクでもそうだけど、パーソナルトレーニングってどうしてあんなに高いの?

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一言で言うとパーソナルトレーニングバブル

 日本でもここ数年パーソナルトレーニングが流行っており、その流れでバンコクでも日系パーソナルトレーニングジムができたり、ネットで営業活動する日本人のフリーランストレーナーがいる。

 それにしても、値段高すぎ。

 受講者は『高くないと意味がない。高いお金を払うので、一生懸命頑張れる』ということなんだけど、『高いお金払わないと維持できないやる気なら、パーソナルトレーニングの契約期間が終わったら、あとはリバウンド一直線じゃないの?』と意地悪い突っ込みをしたくなる。

 そもそも、本でもネットでも調べれば丁寧に説明がされているトレーニング方法だったり筋肥大の理論を、週2回1時間レッスンするだけで1ヶ月で何万円もとるってどうなの? と思わずにはいられないし、『払う人もいるの!?』と驚かされる。

 ありきたりのトレーニング内容で、ありきたりの食事指導。例えば誰がやっても絶対痩せるしかありえない糖質制限とか、さっきYoutubeで見てきたようなフォームの説明しかできないレベルのパーソナルトレーナーって、本人、それでいいと思ってるのかな?

 当然だが、自分の身体をしっかり作った経験がないヒョロガリのトレーナーやトレーニング経験が浅いトレーナーはまずパーソナルトレーナーとして問題外。成功も、そして失敗(怪我とか)も経験がないのに、マニュアルの内容以外、自分の言葉で何を教えられるの? 全部、受け売りでしょ?

 ついでに、アナボリックステロイドを使って短期間で身体をバキバキに仕上げた人間もダメ。『僕が教えれば君もこうなれる!』と暗に自分の身体で宣伝しているワケだが、看板に偽りあり。ナチュラルで筋肥大の方法を掴んでいないから、アナボリックステロイドを使うことを望まない99%のトレーニーに対して、指導ができない。

 老若男女、各個人それぞれ、身体の性質が異なるので、相応しいトレーニング内容だったり食事内容だったりも同じではない。目的も違う。それを、パーソナルトレーナーとしての過去の成功と失敗の経験から、その個人に最適なトレーニングを提供でき、かつ、確実に効果が出せるのなら、それは高い金を払う価値がある。

 まあ、理想的な優れたトレーナーはなかなか存在しないと思うし、トレーニングは独りでやるべきであってトレーナーは一切不要、とも思わない。ネットや本に書いてある基本的な知識だって、無知で始めるビギナーには大切なアドバイスだったり近道であることには間違いない。

 ただ、何十万も払う価値あるの? と問いたい。

 僕は『趣味で筋トレをやってる者』だけど、バンコク在住の方で、筋トレ始めたいけどダンベル握ってからどうしていいかわからない方、健康のために筋トレを日常のルーティンにしたいと考えている方、ご連絡いただければ、都合が合えば指導に行きますからご遠慮なくどうぞ。もちろん趣味なのでお金は貰えませんので。